社長ブログ

地盤調査の必要性(続き)2012.06.04

前回に引き続き、なぜ、補強工事をしなければいけないのか
もう1度考えてみましょう。
(家を長持ちさせる大事な条件の一つです)
平らに見える土地でも、実は場所によってその地盤構成は
大きく違ってきます。
軟弱地盤かどうかの知識を持つことで、土地の安全性を確認
することはとても大切なことです。
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 【軟弱地盤は水の集まる低地に多い理由】
低地には、雨水が四方から集まります。
雨水は、背後の高台から微細な泥を運んで、何千年という
長い年月をかけ厚く堆積して軟弱地盤を形成していきます。
分かりやすい低地の特徴として
  「坂道の下りきったところ」
  「水田、水路や川、池の傍の低地」
  「既存の擁壁が傾斜している」
また、水に関係する漢字を使う地名は低地が多いです。
 例として池・渡・流・湘・島・泉・田・崎・・など
多くの交通機関は低地に建設されているので、地盤も弱い
土地が多いです。
徒歩圏内を希望され、そこに住宅を計画するということは、
地盤改良工事の発生や水害などのリスクを伴うということを
考えてください。
既存家屋が、沈下も傾きも無く数十年建ち続けているから
といっても地盤が安全という保障も判断も出来ません。
建物加重は年々増え、地盤に求める安全レベルは高まり、
家を長持ちさせ、家族の安全を守る為にも必ず地盤調査が
必要だということです。
大切な家を建てる前に、きちんと調査し、必要であれば
地盤改良することをお勧めします。  
土地の安全性を前提にすると、当然選択基準も変わると
いうことですね。
                      渡辺