社長ブログ

失敗しない資金計画・後編2012.11.13

今回は、住宅ローンの選択についての後編です。
借入金は、借り入れする人の収入で限度額が決まり
ますが、その上限金額は、年収に占める年収負担率
(年収に占めるローン返済比率)によって決定され
ます。
その際、金利はとても怖いので注意が必要です。
1%上がるだけでどれだけその後に影響することか?
仮に3000万円の融資を受けているとしましょう。
単純に2%で借り入れをしていれば、年間の利息分は
60万円です。
3%になれば年間の利息分は90万円にアップします。
では、3000万円を、当初2年間の固定金利2%で
30年間で返済する商品を選択するとどうでしょう。
月々の返済額は、約11万円となり、年間返済額は、
おおよそ132万円となります。
その内、利息分は2%で60万円ですから、差し引き
元本を72万円返したことになります。
それが3%になれば利息分は90万円になり、元本は
42万円しか返済していないことになります。
また2年固定などの特約金利で騙されてはいけません。
確かに2年間は低金利が約束されますが、銀行さんも
商売です。
2年後には、金利が上昇し元が取れるから勧めている
だけです。
資金計画で大切なのは、決して無理をしないこと。
その為には自分の身の丈を知り、分相応の資金計画を
立てたら絶対にそれを守る強い意志を持つことが大事
です。
せっかく何千万円もの高額の買物をするわけですから
良い物にしたい!という気持ちはわからないでもあり
ません。
が、少しでも無理があると感じた時は、それは売り手
の誘惑だと思って断ち切って欲しいと思います。
如何でしたか。
今回で、失敗しない資金計画の立て方は終わりますが、
長期住宅ローンは、老後等その後の生活設計に大きな
影響を与えます。
しっかり検討して、自分に合った商品を選び、
「夢をかなえる家づくり」が大成功することを祈って
います。
 住宅に関するご相談はいつでもお受けします。
 お気軽にお問い合わせください。    渡辺