社長ブログ

建築のあれこれ「地盤保証」2020.06.19

地盤保証とは、地盤のトラブルによって住宅に損害が発生
した場合に建物や地盤の修復費用などを保証する制度です。
「基礎や外壁に亀裂が見つかった」
「ドアの建て付けが悪くなりドアが閉まらない」
「窓の鍵がかからない」などのトラブルが起きた場合は、
建築工事に問題があると思うのではないでしょうか?
しかし、手抜き工事なく完成した建物であっても、この
ようなトラブルが起こる可能性があります。
その原因の一つに「不同沈下」が考えられます。
不同沈下とは、地盤が建物の重さを支えることができず、
建物が不均等に沈下していく現象のことです。

地盤保証は、不同沈下などに伴う建物の不具合について
原状回復工事を行い、その間、仮住まいが必要な場合は
その費用を保証するものです。
地盤保証の適用を受けるには、一般的な流れとしては、

建築会社の申請を受けて、着工前に地盤保証機関が地盤

調査を行います。そして調査結果に基き、その地盤状況

に適した基礎の仕様や地盤改良工事を提案、て実施します。
さらに万一、地盤のトラブルによって施工された建物に
被害が発生した場合は、地盤保証会社が保証をします。

ただし、保証内容や保険料などは保証機関によってそれ

ぞれ異なるので注意が必要です。