お世話になっている方や親しい友人への、暑さを
ねぎらう便りは、もともとは直接訪問をして挨拶
しずらい遠方の方への挨拶状でした。
それが、遠方の相手に限らず広く送られるように
なったのは大正時代の頃のよう。
通常、暑中見舞いは小暑から立秋までの間に出し
ますが、手書きの便りの嬉しさは、暑い夏の一服
の清涼剤のよう。
知り合いみんなに送らなきゃ、と頑張らなくても、
例えば親しい友人に送ってみたら、きっと喜ばれ
そうですね。 渡辺 田鶴子