社長ブログ

建築のあれこれ「安い家・高い家(その2)」2021.10.22

前回は、土地についての話でしたが、今回は建物について

お話します。

形状は四角形、それも正方形に近ければ近いほど安く建て

ることができます。

同じ床面積であれば正方形が最も外壁が少なくてすみます。

建物の大きさはスケールメリットが働きますので、建物が

大きければ大きいほど坪単価は安くなります。ローコスト

の狭小住宅を希望される方は少なくありませんが、総予算

を抑えることができても、建物が狭い分、坪単価としては

高くなります。

また、大きな建物を建てられる土地は、その分建物周りに

余裕があり、斜線制限がかかりにくくなります。

ただし、二世帯住宅や賃貸併用住宅のようにキッチン等の

設備が複数セット必要になる場合は、スケールメリットは

働きにくくなります。

階数は、2階建てが最も安く建ちます。

平屋は床面積に対して基礎(鉄筋コンクリート造)や屋根

の面積が広いため割高になり、3階建て以上は準防火仕様

のコストや杭工事、地盤改良等にコストがかかる可能性が

あります。