社長ブログ

建築のあれこれ「イメージと現実の落差にがっかり!」2018.01.30

私の建てたい家は、こんな家ではなかった・・・?

完成後、当初のイメージとの落差にがっかり、といった

失敗事例は、残念ながら少なくありません。イメージと

実物の落差は、一体どうして生じてしまうのでしょう。

家を建てたいと考えた時、どなたも一度は住宅展示場に

行かれるのではないでしょうか。

でも、そこに並んでいるモデルハウスは、見せるために

作られたものです。うっとりするような高級家具を配し、

キッチンにはハイグレードな素材を用いていたり・・・

何度もモデルハウスに通ったとしても、それは実物の家

とは違います。重要なのはモデルハウスではなく実物の

家を見ることです。

実物の家とは、住宅会社が実際にお施主さんの為に建築

した家のことを指します。

ですから、
1.実際に住む予定である住宅
2.実際に検討しているものと同じグレードの住宅
この2つを満たしている家を見て下さい。

こういう家を見ている人は、自分の建てる家をイメージ

しやすいのです。モデルハウスを見ると、それと同様に

豪華な家になると錯覚しがちですので、グレードの同じ

家を見るのが現実的です。

普通、間取りの作成が始まると、住宅会社はいろいろな

資料を提供してくれます。資料を冷静に分析できる人は

よいのですが、一般の人は、きれいに作られたカラーの

平面図や立面図、パース図面などを目にするとつい夢を

描いてしまいます。そして自分の建てる家がカタログの

ようにでき上がると錯覚してしまいます。

家ができたら、夢からさめてしまった!
現実に建った家は、思い描いていたものと全然違う!

そんな失望を味わわないために、実物の家をしっかりと

見学することをお勧めします。