社長ブログ

失敗事例から学ぶ家づくり成功の秘けつ(3)2016.05.27

○5年後、子供が私立高に進学で家計が火の車

高校までは、子供を公立に通わせるつもりだったのが、

高校の受験に失敗し私立高校へ進学することに・・・。

そんな事態を想定せずに、余裕のない返済額を設定して

しまったら、家計は火の車になる可能性も。

更に大学に進学したらもっと教育費がかさみます。

大学は地元ではなく親元を離れて下宿生活をして通う

かもしれません。このように子供が小さいうちは、

先々の教育費用を視野に入れて家づくりをしなければ

なりません。子供の数が多ければなおさらです。

また、定年までにローンはどうなっているでしょう。

たとえば、36歳の時に35年ローンで家を建てたとしたら、

70歳を過ぎてもローンを払い続けることになります。

定年以降にローンを返済する目途はついていますか?

今の雇用システムでは、60歳以上になると収入が極端に

減少することが予想されます。

年金も十分支払ってもらえるかどうか、誰も想像できま

せん。65歳になった時、支払った分のお金は年金として

返ってくるでしょうか?

住宅会社やお金を貸す金融機関の担当者は、こういった

先のことには触れたがりません。

また、アドバイスもないと考えたほうがよいでしょう。

借り入れる人が70歳時にローンを支払い続ける計算に

なったとしても、金融機関はお金を貸してくれます。

借りる側も何とかなるという考えでローンを組むことが

少なくありません。

貸す側も、ローンを組むように勧めます。

かつて、右肩上がりに給料が増え続けた時代がありま

した。しかし、今の時代、給料が減ったりボーナスが

なくなったりすることは珍しくありません。

会社がなくなったり、リストラにあったりしてしまう、

という事態もありえます。先の見えない今の時代では、

家づくりに、より慎重でなければなりません。

家づくりに無理は禁物です。家族との生活を大切にする

ためにも将来かかる費用、起こりうる不測の事態を考え、

5年先、10年先を見据えた計画を立てましょう。