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「きくの花」2014.11.14

秋の花の代表とされる菊の花。

種類も多く、色も形も様々あり、その香りと共に私たちの

日常にすっかり馴染んでいる花ですが、先日こんな詩を

見つけましたのご紹介します。

          「きくの花」

  ちいさい はちに うえられている きくを

  ともは みせてくれる

  そーっと さわってみる まあるくて つめたい

  なんだか かわいい こどもの てのようだ

  やさしい ひとのこころに ふれたような 

  かんじがする

これは、今から60年前に盲目の少女が書いたもので、

発表された当時は大きな反響を呼んだそうです。

今読んでも、豊かな感受性とやさしさに感動しますね。

             渡辺 田鶴子