社長ブログ
7月に政策金利が見直され、更なる利上げになる可能性は、
各シンクタンクから【可能性が高い】という観測がなされ
ています。
その理由はいくつかあります。
●5月1日以降の変化として、米中の通商交渉に大きな
進展がありました。
株価はかなり急速な回復基調にあり、為替も円安基調
になりました。
●企業物価統計による輸入物価は、前年比でみれば下落
基調にあるものの、2020年を100とする指数水準は
155.7と高止まりしています。
●毎月勤労統計で示される賃金は、2025年度の賃金が
支給開始になることから、伸び率が拡大する公算が大き
いと予測されています。
●日銀の展望レポートによると、人手不足に起因する構造
的な賃上げは非製造業を中心に継続する可能性が高いと
想定されています。
●2004年頃をピークに住宅ローン金利は下がり続けて
いましたが、2024年10月に多くの銀行が基準金利
の見直しを行ったことで、変動金利は上昇傾向となって
います。
これらを踏まえると、7月に金利上昇が見送られたとしても、
10月には政策金利の見直しはありえる、と想定しておいた
ほうが良いかもしれません。