社長ブログ

住宅ローンの返済期間延長2023.09.15

住信SBIネット銀行が、住宅ローンの最長返済期間を、
現在の35年から50年に伸ばすとの新聞記事がありました。
80歳完済は変わりませんから、必然的に対象者は30歳未満
ということになります。

この流れは必然と言えば必然です。
建物に関しては、省エネを含む良質な住宅の供給が国策と
なっていますから、担保設定する上でも十分に可能です。
他の銀行も追従するでしょうね。

都市部では晩婚化や結婚をしない人が増え、マイホームを
持つ世代の中心は40歳前後と言われていますが、地方では
土地の価格が安く、結婚も早いことから比較的若い20代で
マイホームを持つことが多く利用者は増えると思います。

定年が60歳から65歳へ、そして国としては労働力が不足し、
年金運用もままならない現状では、なるべく70歳位までは
働いて欲しいとの思惑もありますから、住宅ローン完済時
年齢も今後も上昇するはずです。

しかし、リスクも考慮しておくことが必要です。
基本は働いているうちに返済することです。
将来70歳定年制になったとしても、それまでには完済して
おかないと、老後の必要資金に影響がでます。

人生100年時代と言われていますが昔と比べ退職後の年金
に頼る期間が長くなり、その分、医療費等を含む生活費が
かさむ危険性があるからです。

長く借りられるということは毎月の返済額をおさえること
ができる、また返済額をおさえることができれば借入額を
増やすことができるというメリットがある一方、老後資金
に不安が残ることを注意すべきです。