社長ブログ

建築のあれこれ「コスト重視の住宅③」2021.02.12

(7)できることは自分でやる

材料だけでモノを造ることはできません。それを

造る人の作業費が必要です。

家の場合も職人さんの手間賃なしに家を造ること

はできません。

しかし、「自分でできる範囲は自分でする」

「安い材料を、暇を見つけて探す」   ことを

惜しまなければ、この費用も軽減することができ

ます。

多くのローコスト住宅では、施主自身が壁を塗っ

たり、安い材料を探し回ったりという手間と努力

の末に実現されていることが多いのです。

(8)ローコスト住宅に多く実績のある建築家や

工務店を選ぶ

前回に書かせていただいたような内容を判断し、

選択していくことは、施主にとって簡単な作業で

はありませんのでプロとしてアドバイスができる

信頼できる建築家や工務店を見つけるが大切です。

多くのローコスト事例にかかわってきた建築家は、

最終的に工事の仕上がりや性能にしわ寄せがいく

ことを知っているにもかかわらず、工務店を競争

させてコストダウンを図ります。

各工務店は、それぞれが安く仕入れられる材料を

持っていたり、他の現場で出た材料の余りが倉庫

に眠っていることもありますので、それらを使う

ことありきで計画すれば、かなりのコストダウン

も可能です。

しかし、建築家や工務店にとってローコスト住宅

は歓迎できる仕事ではありません。

労をいとわず、ローコスト住宅を実現する情熱を

持った建築家や工務店を家づくりのパートナーと

することが大切です。