社長ブログ

「リースバック」に関するトラブル増加2025.06.20

「リースバック」とは、自宅(マンションや戸建住宅)を
売却する契約と同時に、その不動産の賃貸借契約を結んで、
その後は家賃を払いながら同じ家に住み続けるという方法。

一般的にはマンションなどを先に売却し、土地を購入して
家を建てるなどの住み替えなどで、建物が完成するまでの
6か月間だけマンションの買主さんと賃貸借契約をし完成
まで住み続けるなどがリースバックの主流でした。

ところが最近、高齢者を中心に「リースバック」が大きな
トラブルになっているとのことです。
どんな問題が起こっているのでしょうか。

まず「リースバック」を前提に買取りを行う業者は、通常
の売買価格よりも安くなること、そして賃貸借契約の賃料
設定が逆に高くなってしまうことが問題です。

このビジネスモデルに、高齢者は老後の資金が足りない、
目の前のお金が欲しい、かつ今の家には死ぬまで住み続け
たいと・・・いう願いから飛びついてしまうわけです。

現に相談者の約7割が70歳以上だとのこと。
トラブル内容としては、一生住み続けられる、高額なお金
が手に入るなどメリットの押し売り的な強引な営業手法や、
解約しようと思っても、クーリングオフの対象にならずに
違約金の支払いが発生する、そして賃料の支払いが滞ると
強制退去させられるなど様々だそうです。

こうしたトラブルに、国土交通省ではガイドブックを策定
していますので参考にしてください。