社長ブログ

陥りやすい不動産購入の盲点について2014.11.28

土地のない人が、自分の家を持ちたいと思ったとき、
先ずは何から検討するでしょうか。

はじめからマンションを購入したい人は別にしても、
先ず検討するのは、広告宣伝が充実している理由からか、
ハウスメーカーを連想されるようです。

土地を購入して、自分自身に一番合った家を注文で
建てたいと思うのが一般的なようです。

しかし、具体的に土地を探し出すと、なかなか条件に
見合った土地が見つからず、最終的には疲れてしまい、
建売住宅でもいいかなと思うようになってしまいます。

このように苦しみ、悩み、失敗している人が実に多いのです。

この理由の一つには、資金計画の甘さが考えられます。
単純に土地の価格と、ハウスメーカーの営業マンが
よく言う坪単価での家の価格の合計額だけでは、資金は
成り立ちません。

土地の仲介手数料や、土地、建物の登記費用、ローン諸費用、
各種税金、仮住まい、引越し、そして営業マンが言う坪単価に
入っていない付帯関連費用など、ビックリするくらいの費用が
かかります。

土地代4000万円、建物費用2000万円だとすると
その他の諸費用は1000万円くらい掛かる、と思ったほうが
いいでしょう。

この1000万円が最終的に捻出できず、手っ取り早い
建売住宅やローコスト住宅を購入しているケースが多いのです。

しかし、この建売住宅と、割安に見える建築条件付というのは
意外な落とし穴があります。

原価を徹底的に落とした建売住宅には、欠陥が出やすいのは
当たり前の話です。

一見割安に見える建売住宅は、引渡し後に瑕疵が発見され、
メンテナンスに費用がかかることも多いのです。

たとえ、施工がハウスメーカーでも、実際に工事をするのは
下請けの工務店です。
同じ仕組みである以上、安心してはいけません。

自分自身でしっかりと確認することが大切です。