社長ブログ

建築のあれこれ「坪単価の罠」2020.10.02

「坪単価〇〇万円」と書いてあっても会社によって坪単価に

含まれている内容が違います。

あれは別、これは別・・・と。

まともに住める状態になるまでに、坪単価で5万も10万も

アップするというのはザラにあります。

どうせ必要なものなら最初から全部入れておけば良いのです

が、坪単価を安く見せることで、お客様を「おびき寄せて」

いるのです。

まず、「問合せ」をもらったら、その後は、足しげく通って

人間関係を作り、最後は「情に訴える」という作戦なのです。

「どんな家がいいのかご希望をお聞かせください」

「まずは、見積もってみましょう。見積りはタダです・・・」

こんな言葉には要注意です。

堅実な会社なら、いくらまでの家づくりなら無理がないか?

と、安心予算をひき出すところから始めてくれる筈です。

又、良心的な会社は「坪単価には必要なもの全て」を入れて

いる筈です。居室の照明、カーテン、エアコン以外は、全部

入れています。これらは、お客様の好みがとても大きく反映

される所なので、「標準仕様」に含めずに、お客様に自由に

選んで頂きたいと思っているからなのです。

しかし、照明器具、カーテン、エアコンなどに掛かる費用は、

全て「総予算」の中に含めていますので、後で「お金が足り

なくなった」ということが起こらないように注意しています。

無理のない予算の中でしっかり計算した家づくりをすべきだ

と思います。

「坪単価〇〇万円」と表示している会社には、その坪単価に

どこまで含まれているのかを確認し、住める状態にするには、

あといくら必要かも確認した方がいいです。