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1年で最も美しい満月といわれる「中秋の名月」
月の満ち欠けをもとに日付が決められていた旧暦
による8月15日の夜に見える月のことで今年は
10月6日です。
中秋の名月を鑑賞する習慣は奈良~平安時代頃に
中国から伝わったとされ、秋の収穫を祝う行事と
重なり「芋名月」とも呼ばれます。
主に関東の月見団子は米の粉を材料にして満月に
見立てて作られ、三方と呼ばれる台の上に15個
積み重ね、月にお供えして米の収穫を感謝します。
その他に、里芋、葡萄、柿や梨などの果物も供え
られます。特にツルのある葡萄は、月・神様・人
などが繋がるとして縁起が良いとされてきました。
最近ではこうした風習もあまり見られなくなって
しまいましたが、美しい月だけでも愛でたいもの
ですね。 渡辺 田鶴子