• 建物の空間利用
    建替えを考えているのですが、家財が多く全てを収納できるように設計すると物入だらけの家になりそうです。
    敷地が広ければ何とか なりそうですが15坪ほどしかありません。
    よく天井裏を物入に利用するという話を聞きますが、実際のところ 有効に利用できますか。
    またそのための費用はどのくらいですか。
  • ハイ、お答えします。
    ハイ、お答えします。
    建物のプランニングをしていますと、高度斜線とか、道路斜線など の制限を受けて、2階や3階部分の一部を斜めに切られたような建物 になることがあります。
    以前はあまり無理をせず、斜線がかかるところから屋根をかけてしまうことが多かったのですが、最近は、斜線に沿って屋根を作るようになりました。
    この斜線制限を受けた建物の内側は当然勾配天井となります。

    その部分は部屋として容積率に算入できる場合はそのまま居室にし、参入出来ない場合はロフトや小屋裏にします。
    ロフトや小屋裏の規定は、2階床面積の2分の1未満で、天井の高さが 1.4m以下となっています。
    小屋裏に上る固定階段は、区によって認可しているところとしていないところがあります。

    また、第1種低層住宅地域のように、建蔽率や容積率が低く、高さ制限の厳しいところでは、地下室を作り建物面積を広げることができます。
    規定では、地下の面積は全体の建物面積の3分の1まで容積率と関係なく作ることができます。

    小屋裏、ロフト、地下室は良い収納場所となります。
    費用に関しては、小屋裏やロフトはそれほど負担にならないと思いますが、地下室はプランニング後積算してみないとわかりません。
    このように狭い敷地であっても、工夫次第で空間を広げることができますので是非ご相談ください。
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